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シャンパーニュ記 // LILBERT

整然と並んだタンク、
新たに張り替えられた醸造所の床や壁、
丁寧に掘り進められたカーヴ、
まっすぐまっすぐ連なる畑の木々。

どこをとっても、まじめで几帳面で綺麗好きな性格があらわれていて、
とても気持ちがいい。

それがリルベールの印象です!


クラマン、シュイィ、オワリー。
3つの村に畑をもち、全てがグランクリュ。
全てがシャルドネ。

実に簡潔で分かりやすい笑

だからこそ、
同じ品種における 村ごとの特徴を噛みしめるには最適だと感じます☀️


ここまでのイメージだと硬そうで、厳格な人物像かもしれませんが、
お会いした5代目、ベルトランさんは、
ずっと笑顔で、物腰柔らかで
やはり(フランス人らしく)お喋りも好きな方でした!



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きっちりと並んだタンク
より清掃しやすいよう床、壁などが張り直され、
温度管理の効率化の為 壁には 断熱材も



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バルーン式のプレス
クリアな味わいの特徴を成す要因の一つ

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手掘りのカーヴ
よくここまで綺麗に掘れるものだ


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ヴィンテージごとに整頓されている


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古いものではなんと1942年のものも
(クラマン)



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息子と娘の生まれ年のミュズレは、それぞれのカラーのイニシャルが
これの説明のときが一番ニコニコしてた

手前の帯は、
シャンパーニュの上部を覆うフィルムの内側
ここにも遊び心が



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まーーっすぐ


シャンパーニュ記 // Francis Boulard

3日目
この日から 1日3軒の日程です。
そろそろ口の中は 酸の独壇場といったところでしょうか。



シャンパーニュの北の果て、サンティエリーと呼ばれる丘の畑。
ここから北は、もう畑がないといっても過言ではない場所。

そして ヴァレドラマルヌにある、パラディという畑。

フランシスブーラールはその二箇所、3haの畑をまもっています。


ビオディナミによるワイン造りを完遂するには、
決して小さいとはいえないのかもしれません。


今回訪れた生産者の中でも、
特に畑が印象的でした。

病にかかっていない葡萄のほうが少ないのではないか、
と感じるくらい、
焼けたようにくすんだ葉、黒く萎んだ果実が溢れていました。

昨年から父にかわり、当主となったデルフィーヌさんは、
ビオディナミというのはそういうものも含めての覚悟だと
仰ったのでした。


ドメーヌも昨年火事で半分を焼失、
今回訪れたのは新しい場所。


色んなことが降り注ぐ中でも揺るがない、
そんな精神は、色んなスタイルと表情をみせるそれぞれのキュヴェにも、
一貫性を感じさせてくれます。




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パラディ
南西向きの心地よい景色


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房によっては、これくらいベト病で萎んでしまっているものも


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草もたくさんあります


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こちらはピノムニエの葉
語源は小麦粉に因むものだそうで、
白い産毛に覆われた姿からそう表現されたのだとか


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新天地は 古い農家を改築して造っている
青の似合う 穏やかでかわいらしい醸造所



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樽のフランス語のトノーの語源は
転がる樽が放つゴロゴロとした音なのだそう

色んなことを教えてくれます


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このくちゃくちゃなシワが愛らしい ワンコ
じつに懐っこくて癒しを与えてくれました


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シャンパーニュ記 // GOSSET

今回の訪問先では 最大規模です。

Ay村が拠点だったゴッセは、僕たちが訪れたエペルネにも大きな醸造所を構え、
なんせ年産100万本、
敷地の全てを合わせると
600万本を越えるシャンパーニュたちが地下深くで眠っているそうですから、
それはそれはすごいスケールです。


畑はほとんど持たず、何百もの葡萄栽培農家と契約、
それらを各村ごとに丹念に分けて仕込んでいく。

''私たちはその道を選んだのです''

広大な敷地のなか、畑を持たないことへの問いに対したこの答えは、
様々な造り手のあり方をもつシャンパーニュの生産者の、
自負の一つを感じ取れました。


こちらも色々と独特のシャンパーニュを造られていますが、
特に印象的だったのは、
''シャルドネの澱''と共に寝かせた、ピノムニエの存在。

ルイ・ニケーズでは、チョーク質や石灰質にも植えたピノムニエがありましたが、
ゴッセではべつのアプローチでのピノムニエの可能性を知りました。



…ちなみに、
滞在時間も最大規模でした。
見学とテイスティングのあと、
ディナーをご一緒にここで取らせていただいたということもありますが、

17:00に到着し、去ったのは23:30を越えていたような…
フランスの方、お喋りにもほどがあるでしょうw


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地下セラーは非常に深いです


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地下20mにまで達します


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柵ごとに様々なキュヴェが


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日本のように 地震が頻発する場所では難しいですね


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木樽は 試験的に導入しているこの2樽のみ



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広大な敷地を移動して


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色々テイスティングさせていただいてから

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ディナー


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このとき、サッカーワールドカップでフランスが決勝進出を決め(見てはいない)、
98年のセレブリス マグナムボトルを振舞われました!


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ブランデーまで…



シャンパーニュ記 // Louis Nicaise

芳本です。

初日のコートデバールから移動し、
もう少し北へ。

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、オーヴィレ村へやってきました。

かのドンペリニョンも眠る修道院がここにはあり、
ルイニケーズのワイン造りはまさにその精神を護るようなものでした。

シャンパーニュはアッサンブラージュこそが神髄。
63もの小区画を携え、その全てを合わせても10haほど。
もちろん区間ごとの個性はもちつつも、
それらを巧みに組み合わせてこそのシャンパーニュだと、
歴史に立ち返るスタンス、
ドンペリニョンに敬意を表する姿が清々しいと思いました。

ただ、なぞるだけではなく、実験的な試みもあり、
過去と未来がとてもいいバランスを保ちながら
進んでいる、そんな印象です!

ピノムニエといえば粘土質、
そんなイメージを超え、
シャルドネに合いそうなチョーク質に植えてみたり、
ピノノワールに合いそうな石灰質に植えてみたり、

色んなことされてます💡


あらゆる土壌が混じり合う特別な場所。

ルイニケーズは、その中心を担っていくかもしれません。

まあ、本人はいたってポップで軽やかな人でしたけど😌

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ここも収穫は早そうです
8月25日くらいかと


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いたるところに 剥き出しのチョーク質の層が顔を出します


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デゴルジュマンを目の前で


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未発売のキュヴェを含めた試飲


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豪華な昼食も用意して頂けました

シャンパーニュ記 // Drappier

芳本です。


初日、ドノンから移動して次に訪れたのは、ドラピエ。

シャンパーニュをお好きな方なら、一度は飲まれたことのある人も
多いのではないでしょうか😌
それくらい著名で、規模も凄かった!

ドノンがとても小規模なため、ギャップがすごい日でした🎢


そして、規模とは相反して、
(もちろん、自動のボトリングの機械など設備はすごいんですが)
色んな試み、自由で柔軟な発想は
様々な大手のメゾンとは一線を画している印象です。

生み出すシャンパーニュも多彩で、
古代品種を集めたものや、
酸化防止剤なしのキュヴェ、、


広大な敷地に、
巨大なステンレスタンクや大樽、
卵型の木樽、
30Lのボトル等、
本当に色んなものがあります!


ウルヴィルという シャンパーニュの南端のこの村の畑は、
だいたいドラピエのものだそうです😅


それでも派手さを感じさせない、
ある意味 田舎の風景を想起させるキュヴェたちは
実に魅力的です☀️



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一際目を惹く巨大な卵


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広大な敷地の隅々まで手が行き届いています



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とにかく大きなタンクたちが


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整然と並んでワインを育んでいます


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分かりづらいですが、
次々と流れてくるボトルが、
自動であっと言う間にデゴルジュマンされていきます


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何十万本ものシャンパーニュが静かに眠っています


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3Lでも6Lでも9Lでも、そのままルミアージュ
万が一破裂してしまったときの衝撃は あまりにも危険なので、
大きなボトルには網がかけられています


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様々なキュヴェのそれぞれから造られた門出のリキュール
古いものでは 1969年のピノ・ノワールのリキュールも


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当主はいらっしゃらなかったですが、
そのお父様にお会いできました
ずーっとジョークを言っている、
チャーミングな人です

プロフィール

ミルカレス

Author:ミルカレス
大阪北新地のワインバー「ミルカレス」
店長:吉備です。

名店“ビストロ・ヴァンサンク”を皮切りに、「遊山 北新地店」など数軒のレストランで専属ソムリエとして勤務。特にブルゴーニュの赤ワインに精通する。

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